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2014年10月 1日 (水)

WP 34S

数年前から巷で流行っている?電卓のファームウェア変更をいまさらながら行ってみました。元になる電卓はHP 30bという金融計算電卓で、これをWP 34Sという関数電卓にします。この電卓については、HPcalcあたりから情報入手可能です。

まずは基板にアクセスするために分解しますが、これがやり難いです。ケースがはめ込み式になっており、ケースを割らないように徐々に力をこめてやっと分解できました。特にLCDに無理に力がかからないように注意が必要です。

はじめに、ストップウォッチ機能なども試したかったので、未実装のクリスタルを取り付けました。なおX'tal取り付け情報の他、ファーム書き換え方法、書き換えツール、ファームウェア、WP34Sマニュアルなどは"ここ"のFileフォルダ内にあります。

Before X'tal取付前

クリスタルの他にチップコンデンサ2個を用意しはんだ付けしました。なおコンデンサの入手には&師にご尽力いただきました。この場を借りて感謝いたします。

After X'tal取付後

次にいよいよファームウェアの変更です。

これにはFTDIのドライバを使用するUSBシリアル変換が良いとのことで、秋月のモジュールを使用しました。これを適当なブレッドボード上に展開し、電卓への配線は直接はんだ付けしました。

Haisen 配線

(写真左端は今回のファーム書き換えには全く関係のない回路です…)

秋月モジュールからは3.3Vが出ているので、これを電卓の電源としました。モジュールのRXおよびTXを電卓の所定の箇所に配線し、ERASE用のスライドSWを取り付けて配線は完了です。

次に、ノートPC(32bit Windows7)から秋月モジュールにアクセスし、書き換えツールMySamBaを使って書き換えを行いました。はじめにツールを起動しCOMポートを選択しようとしてもCOMポート欄が空白で焦りましたが、管理者権限にて実行しなおしたところ選択できました。またドキュメントでは、Arduino NanoのUSBシリアル変換モジュールを用いた例が紹介されており、TX(モジュール)-TX(電卓)、RX(モジュール)-RX(電卓)を配線している説明があり、その通りに接続したのですが書き込みできませんでした。そこでTXとRXを入れ替えて、TX(モジュール)-RX(電卓)、RX(モジュール)-TX(電卓)にしたところ、無事に書き込みが完了した次第です。

Appearance 書き換え完了

早速、ストップウォッチを動かしてみました。

Stopw STOPWコマンド実行

取り付けたクリスタルも正常に動作しているようです。

WP 34Sはキー操作が元のHP 30bとは異なるので、オーバーレイというシールをキーに貼るのがよさそうです。これはHPcalcで販売しているので、購入しようかと思います。それまでは、マニュアルのキー配置でも見ながら操作を覚えようかと思います。

ちなみにWP 31Sという機能廉価版もあります。普通の関数計算でしたらこちらでもよさそうです。そのうち試したいところですが、ケースの分解を考えると躊躇してしまいますね。分解せずに書き換え可能な、専用書き換えケーブルもあるようなのですが、入手方法が不明です。まあ裏の電池カバーを外すと、書き換え用6ピン端子にはアクセスはできるので、ここに無理やり配線を押し込めば、少々やり難そうではありますが、分解せずとも書き換えはできますね。。。

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コメント

今年に仲間入りした方なんですね。
小生も去年の9月に基板に直接はんだ付けして書き換えました。
その後、スプリング入りのピンを購入し、Web情報を参考にコネクタを作りました。
通勤の電車の中で、今日は素数か否かをチェックしたりしています。<今日は2014年11月2日です。これを20141102として、素因数分解をしています。次は11日が素数ですね。>

投稿: たけい ひさし | 2014年11月 2日 (日) 08時47分

たけいさん、こんにちは。

素数判定もできるんですね。機能を使いこなせてないですね。
私的には、ソースコードをいじれる?ようなので、改造して楽しもうかとも思ってます。
やはりアップデートや改造コードを食わせるのに、コネクタを自作した方がよさそうですね。

投稿: Jimmy | 2014年11月 2日 (日) 21時29分

はじめまして。
ごく最近になってWP34Sの存在を知りました。今ドキュメントを読みながら(ああ、もっと英語力があれば…)書き換えの段取りをしています。

たけいさんが購入された「スプリング入りのピン」とはどういうものなのでしょうか?6-PINコネクタがあれば以後の作業が楽になりそうですね。コネクタの作業手順をご教示いただければ幸いです。

投稿: ととぴん | 2014年11月15日 (土) 23時19分

ととぴんさん、書き込みありがとうございます。

たけいさんは、スプリング式コネクタピンを使用されていると思われます。ネットで調べますと、各社から出ており、入手できそうです。

またHP純正?の6ピンケーブルがあり、有志の方?(外国人)に連絡して入手したような記事をよく見かけますので、このケーブルが手に入れば、アップデートや改造が楽になりそうです。ただし値段は不明でした。

投稿: Jimmy | 2014年11月16日 (日) 21時25分

Jimmyさん、早速のご回答に感謝致します。
自分でよく調べもせずに 飛びついてしまいました。反省です…。
コネクタピン、山ほど出てきました。目的にかなったものが作製できそうです。

かつて中学生くらいの時に日経サイエンスの裏表紙に出ていた15cの広告を見てあこがれ、デパートの文具売り場で試用させてもらった時のボタンの「クチクチ感」が思い出されます。ガキには全く高嶺の花でした。30bのボタンは思い出よりちょっと軽めな感じですね。34sに変身させるべく頑張ってみます!

投稿: ととぴん | 2014年11月17日 (月) 00時21分

ととぴんさん
ご返事が遅れました。
マックエイトのプリント基板用端子の品番VP-2-3です。先端の形状(針型)とストローク(4.3mm)から決めました。10本単位の注文で、サトー電気さんに取り寄せてもらいました。4,032円でした。
コネクタはHP ForumのKate Wasswemanさんの方法をまねしました。なお、BeCu板の入手が出来なかったのでりん青銅板で作りました。

HP純正の配布はもうないと思います。
USB I/F基板やLi電池の内臓等々、HP Forumにはいろいろな情報がありますね。

投稿: たけい ひさし | 2014年11月23日 (日) 07時45分

たけいさん

ご返信ありがとうございます。
各メーカーサイトでは製品の種類がたくさんありすぎて、実際に使用できる製品を絞り込めずにいました。

貴重な情報に感謝いたします。

HP Forumでの製作手順も確認しました。

Jimmyさん、たけいさん、
重ねて感謝いたします。

投稿: ととぴん | 2014年11月26日 (水) 00時45分

ととんびさん

このピンの唯一の欠点は、先が針状になっていますので、注意深く扱う必要があります。
小生は何回も刺して痛い思いをしました。でも、その分しっかりと基板に接触していること確信しています!!

小生の経験した範囲であれば何でもお伝えできますので、お問い合わせください。
うまく行きますように!!

投稿: たけい ひさし | 2014年11月27日 (木) 05時13分

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