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2010年8月28日 (土)

Canonの関数電卓

業務では、ポケコン以外に普通の関数電卓を使用しています。現在使用しているのは、CASIOのfx-912ESというモデルです。fx-912ESは関数電卓としては、非常に高性能でほぼ満足のいく一品なんですが、「Natural Display」というものがネックになっています。この「Natural Display」は、電卓画面に数式をほぼそのまま記述入力・表示できるというもので、ルートの中の分数とか、「自然」に表示できます。しかしこれが曲者で、計算結果が分数で表示できる場合、ご丁寧に分数で表示してくれます。簡単な例では3500÷5468は875/1367といった具合です。このときに「S←→D」キーを押すと少数表示になります。このキーを押すこと自体が面倒と感じています。工学屋にとっては、最初から小数表示してくれたほうが良い場面が少なくありません。いちよう最初から小数表示できる「LineIO」というモードもあるのですが、そうすると数式を自然に表示させながら入力できず、これまた不便です。例えば、プログラム作成や通信容量計算などで多用するlog2ですが、fx-912ESには「log■□」というキーがあります。これを使って、例えばlog2(128)の場合、「Natural Display」表示の「MthIO」モードでは、■に2を、□に128をセットして、入力時点でlog2(128)と表示させることができます。小数点表示の「LineIO」モードでは、同じ「log■□」キーを押すと「log(」と表示され、同じ計算をさせるにはlog(2,128)とカンマも入力しなければなりません。入力時の表示や入力方法も変化してしまっています。入力は「Natural Display」で、表示は小数というモードが設定できると非常に都合が良いと感じます。通常は、やはり入力時の操作・表示が自然な「Natural Display」表示の「MthIO」モードで使用していますが、計算結果が分数で出ることが多く、そのたびにいちいち「S←→D」キーを押さなければならないので、ストレスがたまります。

そこでいろいろ調査してみると、CASIOのfx-913ESやfx-993ESといった最新シリーズも分数表示になってしまうことが判明しました。国内他社では「Natural Display」に対応しているのは少なく、SHARPのEL-5160Sくらいなんですが、これはちと値が張ります。そこで「Natural Display」はあきらめて、太陽電池と内臓電池の2電源方式で、そこそこの性能を持った2k円以下の安価なものを物色してみると、CanonのF-766Sが評判良いとのことで、昨日買ってみました。LCDは2行表示。上段が12桁の7*5ドットマトリクスで、下段が10桁の7セグになっています。「Natural Display」を使ってしまうと一昔前の感は否めませんが、もちろん普通に計算できます。fx-912ESのLCDはHP 48Gシリーズのように青緑ががっていて、これまた一昔前ぽかったものに対して、F-766Sはコントラストがはっきりとしており高品質です。演算速度は、微々たるものかもしれませんが、fx-912ESの約1.5倍は出ている感じです。関数にもよりますが、50!は、F-766Sは=を押した瞬間に出ますが、fx-912ESではワンテンポ間が空きます。おそらく動作電圧がfx-912ESの1.5Vに対し、F-766Sの3Vと異なるため、多少高性能な演算チップがF-766Sには積まれているのではないかと推測しております。搭載関数など機能的にも私が使用する分には満足のいくものになっております。しかし、これは非常に残念だったのですが、本体の筐体加工精度がよろしくありません。机などの平らな面におくと左下が浮いています。そのためキーを押すとガツガツと机にあたる音が響きます。コストダウンのツケでしょうかね。後程やすりでプラスチック筐体の足を削ろうかと思っています。

なお最近Canonから、F-718SA/SGというシリーズが発売になりました。「Natural Display」表示になっています。Canonでは「教科書ビュー」と言っています。店頭でさらってみた感じでは、fx-912ES同様に分数表示になってしまうようでした。

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